5月23日（金）、徳島市内の徳島グランヴィリオホテルにて、「令和7年度 四国観光議員連盟総会」が開催された。本会は、四国四県の観光振興を広域的に推進することを目的とし、各県の観光振興議員らが集い、相互の連携と意見交換を行う場として定期的に開催されている。私は愛媛県議会の観光振興議員連盟の一員として本会に参加した。

総会では、まず徳島県において国際線の就航が決定したことが報告され、今後のインバウンド拡大に向けた期待が示された。新たに就任した徳島県の岡田理恵連盟会長からは、「2027年に開催されるワールドマスターズゲームズを好機と捉え、四国が一丸となって観光振興を図るべきである」との力強い挨拶があった。

次に、令和6年度の活動実績が報告され、観光庁・国交省等への要望活動、ONSEN・四国遍路などの観光資源に関する取り組み、広域観光施策の推進状況などが共有された。各県の観光資源を持ち寄り、連携して取り組むことの意義が改めて確認された。

続いて、令和7年度の事業計画（案）が示され、外国人観光客の受け入れ環境整備、観光交通網の整備促進、観光ブランドの構築などが柱として提起された。四国4県が「四国は一つ」という意識を持ち、連携して取組を進める重要性が再確認された。

本会を通じて、観光が地域経済を牽引する柱であるとの共通認識のもと、四国全体の連携の必要性と具体的なアクションが示された。今後、愛媛県としても積極的に広域観光に寄与し、持続可能な観光地域づくりに努めていく所存である。