愛媛県議会議員 岡田のりひと(岡田教人)オフィシャルサイト

report 活動報告

【活動報告】松前町のいちご農園へ

2025.04.12活動報告

愛媛県松前町にあるいちご農園を田中浩介松前町長と訪ねる機会をいただきました。そこで出会ったのは、地域に根ざしながらも、しっかりと未来を見据えて農業に向き合う若き青年。彼が手がけていたのは、愛媛県が誇るブランドいちご「四つ星(よつぼし)」でした。
「四つ星」はその名の通り、“甘み・酸味・香り・見た目”の四つの魅力が揃った高品質のいちごで、近年、県内外から注目を集めています。農園では大規模なビニールハウスを活用し、湿度や気温の管理を徹底するなど、環境制御型の栽培が行われていました。その中で、青年は真剣なまなざしでいちごの育成に取り組み、一粒ひとつぶに想いを込めている姿がとても印象的でした。
愛媛の一次産業、特に農業において、こうした若い担い手の存在は非常に心強く感じます。一方で、県全体を見渡せば、農業人口の高齢化は進み、耕作放棄地の増加、そして若者の流出といった構造的な課題が横たわっています。

それでも今回の視察を通して感じたのは、「農業はまだまだ進化できる」という可能性でした。ICT技術の導入やスマート農業の実践、さらに六次産業化による新たな収益モデルの確立など、現場には希望の芽がいくつも見えます。特に、四つ星いちごのようなブランド果実は、単なる作物としてだけでなく、地域の魅力を内外に発信する重要な資源となります。

若者がこの愛媛に根を張り、農業を人生の選択肢として前向きに捉えられるようにするためには、政治としてもやるべきことがたくさんあります。農業への初期投資を支える制度、デジタル技術の導入支援、ブランド化や販路拡大のサポート、そして何より「地元で安心して暮らせる環境づくり」。子育てや教育、医療、交通などの生活インフラを充実させることも、定住への大きな力になります。
農業は、単に作物をつくる仕事ではありません。人の命を支え、地域の誇りを育み、未来をつなぐ営みです。今回出会った青年のような若者が、この土地で夢を描き続けられるよう、これからも現場の声に耳を傾け、政策に生かしてまいります。

pagetopへ

岡田のりひとの愛媛への想いや日々の活動をお届けしています。

LINEの「友だち追加」をお願します

岡田のりひと公式LINE友だち追加