増加する廃棄物処理の現状を把握し、県内の最終処分場施設の運用状況および課題について現地で理解を深め、今後の県政に活かすことを目的として、東温市に所在する「プレップ東温市」を視察。
当日は、社員の方より施設概要の説明を受けた後、現地を案内していただき、実際の施設内を見学。視察の中で確認した主な内容は以下の通り。プレップ東温市は、最終処分場として廃棄物を安全かつ安定的に管理する施設である。処理能力の拡充が進められており、将来的な処分容量にも備えている。敷地内には野生の鹿が徘徊している様子も見られ、人工的な施設でありながら、自然と調和した運営がなされていることが印象的であった。施設は廃棄物処理を行う一方で、周辺環境への配慮や、臭気・騒音対策などについても十分に考慮されていた。廃棄物の増加に対応するため、施設の拡張が行われており、今後も継続的な管理と地域との協調が重要であると感じた。

プレップ東温市の視察を通じて、廃棄物処理施設が単なる処分場ではなく、環境と調和を図りながら、私たちの生活を支える重要なインフラであることを再認識した。また、野生動物と共存する姿から、自然と人間社会のバランスを見直すきっかけとなった。持続可能な社会を築くためには、廃棄物の減量努力と同時に、適切な処理体制の確保が不可欠であり、今後の県政においても環境政策の強化が求められる。