松山市議会議員 岡田のりひと松山市議会議員 岡田のりひと

岡田教人事務所

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活動報告

2016年1月18日

日程最後の視察

皆様こんばんはm(__)m岡田のりひとでございますm(__)m

日程最後の視察のバルネフェルドのケア農家の報告です。そして、久しぶりの松山市の天候は生憎のようですね。そのため、14時55分発の松山行きが決便となり、17時20分発に変更になりました。今の帰宅です(≧∇≦)多くを学ばせていただき、無事に松山の地を踏むことができたことに感謝します。長文になりますが、最後まで目を通していただけるとうれしく思います。

【5日目 アムステルダム(ホテル)→バルネフェルド→アムステルダム(ホテル)】
本日はオランダ・アムステルダムでの視察最終日です。障がい者・認知症高齢者・ADHD等のこども等に対するケア(介護)と農業のコラボレーションの先進地であります。場所はアムステルダムから東南東に65キロの地点にある、「パラダイスファーム」というところです。何が先進地なのか、違いはなにか。日本の福祉施策も多岐に渡るわけですが、日本のように障害や状態に特化した受け入れではなく、ここは幅広い対象者(オランダでは障がい者とは言わず、精神的・肉体的にハンディキャップを持っている人)の受け入れを行うとともに、園芸療法やアニマルセラピーなどを農業に取り入れ、それを収入源として営んでいること。そして、社会復帰を第一の目的とせず、ストレスケアやリハビリ、症状の進行を遅らせる施設という認識が日本の一部の施設と違う点であろうか。

ケアファームを始めた経緯は現経営者が2002年にこの農家に来たが、その時の前経営者が後継者に困っていたこともあり、パラダイスという地域の農家の在り方に課題もある中、引き継ぎ、将来を見据えてこのケアファームを形作っていたとのこと。オランダの農家の新しいモデルは年々数を増やし、1998年には75件であったケアファームは現在では1,400件にも膨れ上がっている。そもそも当時、ひとつの流行があったそうです。一日に何軒も農業をやめている時代。一方、若いカップルが農業を始める時代でもあった。その若者たちが将来を見ていく、知恵を絞っていく、農業がただただ生産品をつくるだけではなく、新たな価値を見出していく、そうやって企業になりあがっていく時代であったとのことである。

現在120名のケアの必要な方がここに通い、新規入園を望む対象者の多くは問い合わせによるものであるとのことであったが、2015年から国から市町村に権限移譲されたことにより、市町村との連携を密にしながら、制限ある人とより近い形で、地域の人がかかわる環境があり、援助を求める人の状況がわかるようになった。要するに、これまでは外部の専門的な人が、制限ある人をみていたが、2015年からは周囲の近い、かつ専門的な人が制限ある人をみて判断し、サービスを提供しているとのこと。

このケアファームの運営形態及び予算に目をやると、収入源は3つ。一つは政府からのお金、二つ目はボランティアや地域の人からの寄付、三つ目は農業生産品の売買代金により運営しているようである。施設の運営は施設の経営者をはじめ資格を持った農民やケアスッタフ約20名と、地域のボランティア、ケアファームの研修生(年間30名)を受け入れ、事業を実施している。

このオランダの先進事例のケアファームで感じたことは、地域とのかかわりが非常に濃いということ。卵一つを売るにしても地域とのかかわりを考え、事があれば農場の地域に開放するイベントを実施したり、地域のボランティアスタッフの援助を受けたりと施設のスタッフ、利用者だけでなく地域をこの上なく大事にしている印象が強く残る。日本でここまでDEEPな関わりを持てるだろうか。利益だけでない、寄付だけでない、このような社会的企業の浸透がどこまで進むのかを地方議員が考えても始まらないが、地域のコミュニティーの中に、こういった社会的企業が根付き、市民間で強固な連携が図られるようであれば、障がい者等に対する理解が深まると当時に、健常者も障がい者等も住みやすい環境が生まれるのではないかと思います。オランダのケアファームが広大な土地と自前の福祉制度を持ってなせる業かもしれないが、日本もCCRC構想のように地域が多くのかかわりを持って、認知症等の高齢者と向き合っていく取り組みは大いに進めるべきだと思うし、松山市においても他でもないと強く思うところです。その声を発することは地方議員もできることであると確信しております。

【6日目 アムステルダム→フランクフルト→羽田→松山市】
アムステルダムのホリデイインホテルから起算すると、24時間ほどの時間をかけて松山市の地に降り立ちました。今回当然ながら観光ではなく、公務としてヨーロッパを訪れたため自由な時間はありませんでしたが、現地でしか味わえない気候・文化・伝統・人を肌で感じる貴重な経験をさせてもらったと感謝しております。帰宅後はすぐに記憶が薄れないうちに視察の報告書を作成したいとおもいます。そして、明日からの通常公務のために準備を整えたいとおもいます。
明日からもよろしくお願いしますm(__)m

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